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March 06, 2005

インターネット調査の文献集

 電話調査を専門にされている方からランダム・ディジット・ダイヤル・サンプリングの代表性が怪しくなってきているという話を伺いました。
 固定電話の普及率が低下し,しかも満遍なく低下しているのでなく,特定の世代がこの方法で捕まりにくくなっていると言うことでした。ある世代を人口比率に見合うだけの数捉えようとすると,大変な数の電話を掛ける必要があり,しかもたまたま捕まったサンプルは,そもそも捕まったと言うこと自体が偏っている集団であるということになるという訳です。
 そこで,オンライン調査の可能性について色々と伺い,低コストでそれなりの質のデータが得られると言うことのようでした。もちろん,データ補正のノウハウと,調査目的に適った集団のリストが存在する事を前提にということでしたが。
 そこで思ったことは,「サンプリングによって代表性のあるデータを得ることができる」というアプリオリに私たちが前提にしていることが成り立たなくなりつつあるという事でした。(他方でICタグ埋め込みその他の個体情報収集技術の進展によってほぼ完全な全体のデータが得られてしまう様に見える可能性があるという状況が近づきつつあると言うことなのですが。)
 全体に対する代表性というものが何を意味していたのかについて,もう一度考え直す必要がありそうですが,偏った集団についての情報こそ必要であるという議論には目から鱗の思いでした。

 それはさておき表題の<インターネット調査を中心とした文献集>ですが,ebdメーリングリストで話題に上ったものです。ebdメーリングリストの管理人である湯浅氏が精力的に収集したネット調査の文献集です。
 調査会社では実用化されているというこの技術ですが,医療系の技術として定着するには新しい発想が必要なようです。

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